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西陣織ができるまで! 工程をわかりやすく解説①

西陣織|図案

西陣織ができるまで! 工程をわかりやすく解説①

西陣カーボンの最大の特徴は、伝統ある西陣織に最新の繊維「カーボン繊維」を組み合わせたことです。カーボン繊維は、綿や絹のような天然繊維とは異なり、ナノテクノロジーや科学技術と深い関係があります。聞きなれない「カーボン繊維」とはどのようなものなのかをわかりやすく解説します。

1.制作工程

西陣織は京都で昔から受け継がれてきた伝統的な織物です。完成までの工程は5段階20以上の工程があり、分業で行われています。西陣カーボンは、西陣織の工程を一貫して行うことでより柔軟な対応を可能としました。今回は、より西陣カーボンを活用するために西陣織の工程についてわかりやすく解説します。

工程1.図案(ずあん)

工程2.紋意匠図(もんいしょうず)

工程3.紋彫(もんほり)

工程4.撚糸(ねんし)

工程5.糸染(いとそめ)

工程6.糸繰(いとくり)

工程7.整経(せいけい)緯巻(ぬきまき)

工程8.綜洸(そうこう)

工程9.手機(てばた)

西陣伝統の柄と織
西陣織|染料|泥絵の具
西陣カーボンと西陣織
西陣カーボン|織機

2.デザイン作り

西陣織は、さまざまな模様作りから始まります。まずは西陣織のスタートとなるデザイン作りの工程を解説します。

西陣織|図案

西陣織にする模様が描かれた紙を「図案」といいます。図案は「どのような人が使うのか」「求められている雰囲気はどのようなものか」などを考えながら図案家が描きます。

下絵ができあがったら着色です。着色は、泥絵の具という絵の具を使います。膠を混ぜて粘りを出して遠近感を表現します。白色は胡粉を使います。胡粉とは、貝殻から作られる粉で他の色の調整にも使われます。

西陣織|染料|泥絵の具

3.紋意匠図

西陣カーボン|柄デザイン

図案ができあがったら、西陣織にするための設計図を作ります。小さな目の方眼紙に図案を写し取っていきます。方眼の1マスが縦糸と横糸の交わる点です。この小さな方眼1マス1マスを泥絵の具で着色し、できあがったものを紋意匠図といいます。

紋意匠図ができあがったら、紋彫りをします。紋彫りとは、紋紙という穴のあいた厚紙をつくることです。紋紙の穴は横糸の通る穴です。紋紙をジャガードという西陣織の司令塔のような機械に設置することでジャガードは穴の位置や数を読み取り、西陣織を作っていきます。

紋彫りは、ピアノマシーンという「穴あけ機」を使って人間の手で1穴1穴あけていきます。できあがった紋紙は、長くつなげられてジャガードに設置されます。

4.おわりに

西陣織は、主にアパレル分野で使われてきました。しかしカーボン繊維という新しい繊維と合せることで、その領域は工業にまで広がりました。カーボン繊維は新しい繊維であり、繊維技術はナノファイバーを始め今現在も進化を続けています。繊維がある限り「織り」はともに進化します。西陣カーボンの可能性はこれからも広がり続けます。

西陣カーボン|帯

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